脱サラシリーズ(34)「ユーチューブの登録者数は関係ない!」

ユーチューブは商売を始めるのにとてもいいツールだと思います。

なんてったって、宣伝費ゼロで宣伝できる!!

でも、ユーチューブ始めて見てください。よっぽどの美男美女でない限り、最初見てくれるのは10人とかです。最悪10人も行かないかもしれません。

私はユーチューブは2016年に始めたんです。その時、「ユーチューブはこれから伸びる!」と思っていましたが、すでに「ユーチューブはオワコン」という人もいました。

始めた理由は、「英語の練習」です。銀行を転職するうちに、アメリカの銀行でも働いたんですが、上司も同僚も英語ネイティブ、すっかり自分の英語力に自信を失いました。

ミーティングでは英語に自信がなくて意見が言えない。

普段はクレジットアナリストは一人の仕事なので、黙々と稟議書を書いていればどうにかなります。

クレジットアナリストは、会社の分析結果をPass (合格)/ Special Mention(要注意)/ Sub-Standard (標準以下) と格付けするのですが、まあ、Sub-Standardになるとお金を貸せなくなるので、PassかSpecial Mentionということになるのですが、そのSpecial-mentionになると「格付裁判」が行われます。

格付裁判は私が勝手に名前を付けたのですが、リスクマネージメントのアメリカ人スタッフたちに、「どうしてこの会社に貸しても良いのか」ということをその会社担当の営業スタッフと一緒に英語で説明しなければいけません。

「英語を聞き逃したらどうしよう!」「言い方分からなかったどうしよう!」とガクブルガクブル状態です。

「いい加減英語をもっとマスターしなければ!」ということで、ユーチューバーでオンラインクラスをしているイギリス人の先生から英語を習い始めたのですが、その先生いわく、

「YouTubeで英語のスピーチをしたら、英語は上手くなる」ということでした。

というわけで、私はYouTubeを始めることにしたんですが、

「しかし、YouTubeで英語って、何を説明したらいいんだ?」

と思い、

「そうだ、銀行で働いているけど、日本文学専攻なんだから、YouTubeで日本語を教えよう!」

ということで、始まりました。

初めてみると、最初は10人も見ません。

イギリス人の先生は「登録者1000人をとにかく目指せ。1000人行ったら10000人まで行くのは早くなる」

「はい!わかりました!」と私は言いました。

だけど途中で、

「ん?登録者をなんで増やさないといけないんだっけ?英語の練習のためじゃないの?」

と思いました。

でもまあ言われるがままに、YouTubeを頑張り始めました。

最初は10人だったけれど、だんだん100人見てくれるようになりました。

私は100人見てくれることが、とても嬉しかったです。

例えば道で突然スピーチを始めたとして、何人聞いてくれる?

100人聞いてくれるってすごいことじゃない??

この株チャンネルは登録者がもうすぐ3万人になるところで、動画も百人よりもっと見てくれています。

他の有名ユーチューバーに比べたら大したことないですが、私はYouTubeから毎月15万円から20万円いただいています。

でもいまだにユーチューブは私にとって、宣伝を無料でしてくれる媒体です。

毎月のYouTubeからの広告収入は、いつなくなるかも分からないし、そのまま米国株に投資しています。’

でももっと大事なことは何かというと?

YouTube動画をみて、私の会計(日本語も)オンラインクラスに入ってもらうための宣伝です。

現在月に4000円のサブスクリプションで会計を教えていますが、250人入れば月に100万円になります。

250人以上は入っていただいています。

そのほか、本の販売で月10万円くらいの収入があります。

3万人の登録者にはとても感謝していますが、ビジネス的に考えると一番大事なのは、250人のオンラインクラスに入ってくれる人たちです。

だから、脱サラして銀行員時代の給料を超えるためなら、登録者数は関係ないのです。

あなたを信用できる人が250人いれば、ビジネスは成立します。

登録者が多い、少ない、よりも250人の人たちに有益な情報を与える。

それが一番大事だと思います。

YouTubeを始めたばかりの人も、10人、100人の登録者を大切にしましょう。

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(ゴールを目指して、100人いいねが続く限り、多分続く)