(24)グリーンカードの取り方

私はカナダからアメリカに引っ越すことになったのだが、まずビザの問題があるのである。

これからアメリカに嫁ぐ女子たちには気をつけていただきたい。

なぜかというと私は強制送還されてしまったからである。

アメリカへ嫁ぐ女子、注目〜!ここ重要〜!

考えてみると、当時私は日本人。

カナダへは駐在員ビザで行きました。

まず、引っ越したときの予定はこうでした。

(1)カナダからロサンゼルスに行き、ロサンゼルスで1週間過ごす。

(2)ロサンゼルスからハワイに行き、結婚式を上げる。4日過ごす。

(3)ハワイから日本へ新婚旅行(商社の本社へ挨拶。私は商社の取引先の娘)1週間過ごす。

(4)日本からロサンゼルスへ引越し。(新しい生活が始まる)

ロスでグリーンカードの申請をしようと思ったが、海外に出たりでタイミングが難しいので、Mariage certificate(結婚証明書)だけをとった。

結婚証明書とグリーンカードは別物です。グリーンカードがないとアメリカに住めません。

そして、ロスーハワイー日本に行った まではよかった。

しかし問題はここから。。。

私はカナダから来たと思っていたが、パスポートは日本だから、日本からアメリカへの往復チケットがなければ行けなかった。

なぜかというと、グリーンカードをとっていない私は、とりあえず観光ビザでアメリカに入らないと行けなかったからだ。

しかし、カナダから航空券を買ったものだから、そこまで頭が働かなかった。

でも、チェックインの時に言われたのだ。「帰りのチケットがないと入れませんよ」

すると、父が、「結婚証明書を見せればいいんだよ!」といいます。

私は、「いや、ちょっと無理じゃない?」といいましたが、父は譲りません。

軍司令などやっていた頑固な父を、25歳の娘がどうやって説得できるのだろうか?

日本からアメリカに入ろうとした時、移民局で、「帰りのチケットは?」と聞かれました。

そして、私の答えは「ありません。。。」

というわけで、私だけ別室に連れていかれ、外部と連絡をとることを許されず、パスポートをとられ、さっき乗ったANAの飛行機が掃除された後、そのままとんぼ返りで成田に返されることになった。

「クレジットカードだせ」と言われて、有無も言わさず帰りの飛行機代1300ドル引かれました。

強制送還って、お金とるんですね。。。

移民局の女性がパスポートをキャビンアテンダントに渡し、彼女が成田に着くまでパスポートを管理する、と言われました。

どこにも逃げないって。。。空の上でどうやって逃げるんだよ?

電話もかけられない私は、成田に家族がいるのか分からず、茫然とバゲージクレームの出口を出ると、父、母、妹2人、がわざとらしい笑顔で一列になって手を振っていた。

その時父はこう言った。

「ケセラセラ(なんとかなる)さ。」

いや、、、

お父さんのせいなんじゃない!?!?(怒り)

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