私はロスに引っ越した時は妊娠していたわけですが、妊婦のまま就職面接をはじめました。アメリカでは妊婦でも働くのが当たり前ということと、(アメリカにいる日本人でもそうじゃない人が多いですが)、20代のうちになんでもいいからアメリカで働いているという経験がないと、子供が大きくなって自分40代、いきなりアメリカで仕事。。。あるか?と思ったからです。
私が思った通り、アメリカに住む日本人のママ専用掲示板ではそのような相談に溢れていました。
「子供が大きくなったので働きたいが、仕事が見つからない。」
でも、それ「仕方なくない?」と本音をいうと思いました。書き込みませんでしたけどね!
だって、こっちはロスきたばかりで妊婦だけど20代のうちに経験積むために辛い思いして働いているんだから、そりゃ違うでしょ。
しかも、保育園は20年前でアメリカ人、というか、英語がネイティブの先生の保育園でも1ヶ月2000ドル、約20万円です。
場所が都会のロサンゼルス、ということもあったと思います。
私の給料は安かったので、さすがに20万円だとマイナスになってしまうので、英語がネイティブじゃない先生の保育園、メキシコ人とかアルメニア人とかの先生でしたが、の保育園で1200ドル、12万円くらいでした。
ロスは車がないと移動ができないので、車代、保険代、ガス代、と合わせるとお金がかかります。
妊婦の状態で車の免許をとり、住んでいたウエストLAからダウンタウンまでフリーウエイに乗って通いました。
日本では産休は1年とか聞きますが、アメリカでは3ヶ月までが普通で、早くお金が欲しい人や結構地位が高い人は2週間で戻ったりします。
そして、予定日まで働くのが普通なので、フリーウエイで産気づいて近くの病院でうむ、なんて話もたまに聞きました。
確かにアメリカの方が働きやすい状況もあるのかな?私も日本だったら働けなかったのか?とも思いますが、アメリカとは言っても、かなり根性ないと働くママにはなれません。
その仕事は給料の安い仕事だったので、正直お金的にはほとんど儲けがありませんでした。
それでも働いた方がいい理由がまだあります。
401Kです。
401kとは日本でいうNISAみたいなものですが、給料の3%から5%までなら自分がその401kに投資した分、会社が同じ金額を投資してくれるのです。
例えば、当時そのテレフォンオペレーターの仕事が年に300万円程度だったと思うのですが、5%の15万円を投資したら、会社も15万円払ってくれて、合計30万円投資できる、というものです。
もちろん、それ以上投資してもいいのですが、会社が払ってくれるのは5%の15万円までです。
ということで、私の米国株の投資はその時はじまり、お金が儲からなくても働いたほうがいい、ということで私は働きました。
後からアメリカに住む日本人ママの掲示板をみて、「私の判断は間違っていなかった」と思いました。
「10年、20年先をみて行動しよう」